2014年1月23日木曜日

Googleのキャッシュ

先日シリコンバレーに旅行に行ってきました。何故シリコンバレーかと言えば、Googleの本社に転職した友人がいるので、オフィス見学がてら、ちょっと話を聞いて来ようという趣旨でございます。


ひとりのビジネスマンとしていつも気になるのは「Googleは膨大なお金をどうするんだろう?」ということ。Googleの昨年度の利益は127.6億ドル。つまり、約1兆3000億円に達します。しかも、グーグルは配当を支払っていないので、このほぼ全てが「投資資金」ということになります。

ある意味「無限のお金」がありますので、手当たり次第に会社を買っているように僕にはみえますし、グーグルグラスのようなR&Dにも湯水のようにお金をつぎ込めるわけであります。それでも使いきれずに、現在Googleの銀行口座には565.2億ドル。つまり、約5兆7000億円ものお金が眠っています。そして、これが毎日何十億円と増えていく。

とはいえ、冷静にみてみると、この財務諸表からは「その他新規事業」は一向に収益化できていないことが明らかであり、利益のほとんどは未だに広告から出ているわけです。

Googleはいつまでこのスタイルの経営を続けるのでしょうか?銀行口座に無限にお金を積み上げ続けることは不可能です。かつて、マイクロソフトやアップルも同様に配当を一切せずに、巨額の手元資金を積み上げました。しかし、最終的には配当や自社株買いで株主にお金を還元しました。

Googleがそうなるのは5年後か。10年後か。

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