2014年3月27日木曜日

書評:経営戦略を問いなおす

これもTwitterで紹介されていた本です。面白い。

経営戦略を問いなおす (ちくま新書)

戦略云々のところはグロービスの教科書とかぶっているのでいいとして、実務に関する話がイメージしやすくて、面白いです。

例えば、経営企画と言われると”一丁目一番地”とか言われたりしますが。が。「実際には予算の取りまとめ業務なり、上長が必要とする資料の作成業務に従事するのが経営企画です」というのが実態です。

前に現場からあがってくるボトムアップの「経営計画」が使い物にならないというエントリーを書きましたが「部課長に頭を使わせるのは良いのですが…彼らの手に負えるものではありません。分業体制に組み込まれている以上、その分業体制の成り立ちそのものに手をつけるわけにはいかないのです。」となります。

「しかも、手を付ける付けない以前の問題があります。山の中腹で森の中を必死に登っている人間は、山脈の全貌など見えないのです」。一方で「戦略とトップダウンは別物です。…経営者の思い描いた姿形になりつつも、社員は自分達でそれをやったと信じている。これぞ良い会社の究極のイメージでしょう」など、個人的には納得感があります。

経営に興味のある人にはおすすめ。ただ、経営を目指す人に対するソリューション(例:新規事業立ち上げプロジェクト/部署に応募しろ)とかは、実務家からするとちょっと疑問。概念整理は秀逸。

0 件のコメント:

コメントを投稿